クラウド ワークフロー

Trados Studio 2021 以降では、プロジェクト、翻訳メモリ、用語ベースを安全なクラウド スペースにアップロードし、ニューラル機械翻訳とともに Trados Studio で使用できます。ローカル プロジェクトやプロジェクト パッケージをすると、Trados Studio でクラウドにアップグレードすることができます。クラウド プロジェクトを使用すると、作業は常にクラウドに同期され、プロジェクトは簡単に共有可能になり、安全な環境でバックアップも実行されるため、セキュリティが確保されます。

クラウド アカウントとクラウド サブスクリプション

クラウド プロジェクトとリソースは、RWS の革新的な翻訳生産性クラウドである Language Cloud プラットフォームをベースとした Trados クラウド製品に保存および同期されます。クラウド アカウントと、次のいずれかのクラウド サービスのアクティブなサブスクリプションを使用して、クラウド プロジェクトの作成およびアクセスが可能です。
  • Trados Enterprise
  • Trados Team

または、Trados Studio のクラウド機能

Trados TeamTrados Enterprise サブスクリプションを使用すると、クラウド プロジェクトと翻訳リソースを他のチーム メンバーと共有して、チームワークを最適化することもできます。

クラウド プロジェクトの利点

  • いつでもどこでも作業可能。外出先でもプロジェクトを作成して進めることができます。クラウド プロジェクトはオンラインで利用できるため、どこで作業していてもアクセスできます。
  • あらゆるデバイスで作業可能。PC、ラップトップ、タブレット、スマートフォン、または MAC からブラウザ経由でクラウド プロジェクトの作成およびアクセスができます。たとえば、スマート フォンでプロジェクトを準備して、タブレットから翻訳をレビューした後、Trados Studio を接続してデスクトップ上で本格的な作業を行うことができます。
  • Online Editor へのアクセス。Trados Online Editor は、強化されたコメント入力、変更履歴機能およびオンライン翻訳/レビュー機能を備えた強力なオンライン編集環境です。Trados Studio と連携して、ブラウザからクラウド プロジェクト ファイルを翻訳およびレビューすることができます。
  • Trados アプリへのアクセス。プロジェクトの開始、統計情報の表示、新しいタスクの承諾、プロジェクトの進行状況の確認など、場所を問わず携帯電話から直接行うことができます。
  • オンラインとオフラインの作業を融合Trados Studio でクラウド ファイルに加えたオフラインの変更はすべて、オンラインに戻るとすぐにクラウドに同期されます。
  • 共有リソースを使用してプロジェクトで共同作業。クラウドでの共有は、Trados Team または Trados Enterprise サブスクリプションで利用できます。
  • プロジェクトの概要を簡単に確認。ご利用のクラウド アカウントのダッシュボードを使用すると、ご利用のすべてのクラウド プロジェクトを監視および解析できます。
  • バックアップの向上RWS のセキュアなクラウド ストレージ システムは、翻訳プロジェクトやリソースを保存するための最も安全な場所です。USB スティックやサードパーティのデータ ストレージ システムにプロジェクトをバックアップする必要がなくなります。
  • パフォーマンスの向上。クラウド プロジェクト ファイルの処理はクラウドで処理されます。つまり、Trados Studio では、使用可能なすべてのリソースをローカル プロジェクト用に保持できます。

クラウド リソース

クラウド プロジェクトを使用する場合、Online Editor とクラウドベースのリソースにアクセスできるため、いつでも、どのデバイスからでもオンラインで作業できます。ご利用のクラウド アカウントで権利の共有を含むサブスクリプションを使用している場合は、クラウド アカウントの他のメンバーとこれらのクラウド リソースを共有することもできます。
  • Online Editor。これは、ブラウザで開いて任意のデバイス上でクラウド ファイルを翻訳またはレビューできる、オンライン バージョンのエディタ ビューです。
  • クラウド翻訳エンジン。これには、オンライン翻訳メモリ、オンライン用語ベース、ニューラル機械翻訳エンジンが含まれます。これらすべての言語リソースを 1 つの翻訳エンジンにグループ化することで、これらのリソースの操作とクラウド プロジェクトの作成が簡単になります。

クラウド ユーザー、グループ、権限

クラウド アカウントの管理者は、アカウント ユーザーをグループに追加して、クラウド プロジェクトで作業するときのさまざまな権限を付与できます。ロールベースの権限により、クラウド プロジェクトと翻訳リソースのセキュリティと統制が強化されます。

ユーザーがクラウド プロジェクトに対して実行できるアクションには、Trados Studio で行う場合とブラウザで行う場合とでいくつかの違いがあります。
アクションユーザー ロールで使用可能クラウド サービスで利用可能
管理者 リード プロジェクト マネージャ プロジェクト マネージャ リンギスト (翻訳者およびレビュー担当者)
新しいクラウド プロジェクトの作成「あり」記号「あり」記号「あり」記号「なし」記号
  • Trados Enterprise
  • Trados Team
  • Trados Studio の組み込みクラウド機能
新しい顧客の作成「あり」記号「あり」記号「なし」記号「なし」記号
新しいファイルの種類の設定の作成「あり」記号「あり」記号「あり」記号「なし」記号
新しい翻訳エンジンの作成「あり」記号「あり」記号「あり」記号「なし」記号
新しいワークフローの作成「あり」記号「あり」記号「あり」記号「なし」記号
新しい価格モデルの作成「あり」記号「あり」記号「なし」記号「なし」記号Trados Enterprise

顧客および場所

顧客によって、ご利用のクラウド アカウントの構造が定義されます。クラウド プロジェクトは、常にご利用のアカウント内の顧客にマッピングされます。アカウントに追加した顧客にはそれぞれ、専用の顧客の保存場所フォルダが自動的に作成されます。これにより、顧客フォルダに基づいてクラウド アカウントのワークスペースを整理できます。

ベンダーと価格モデル

ベンダーとは、翻訳サービスを外注する可能性のあるランゲージ サービス プロバイダ (LSP) のことです。

価格モデルは、プロジェクトごとの価格見積もりを決定するのに役立ちます。価格モデルはプロジェクト テンプレートに含まれていて、顧客またはベンダーと関連付けることができます。ベンダーと価格モデルは、Trados Enterprise で提供されているサブスクリプション プランの 1 つでのみ利用できます。

クラウドのワークフローとタスク

クラウド プロジェクトを作成して取り組むために必要な作業は、ワークフローによってコントロールされ、タスクに分割されます。ワークフローは、どのクラウド プロジェクト タスクがどの順序で実行されるかをコントロールし、各タスクに割り当てるユーザー、グループ、ベンダーを指定します。手動タスクとは、翻訳プロジェクトを正しく完了するためにユーザーが取り組むタスクです。自動化されたタスクは、クラウド内で自動的に実行されるため、人的介入は不要です。

管理者、プロジェクト マネージャ、リード プロジェクト マネージャのロールを持つクラウド ユーザーは、ワークフローを設定し、クラウド アカウントに含まれる他のユーザーにタスクを割り当てます。割り当てられたユーザー (通常はリンギストまたはエンジニア) は、Trados Studio またはブラウザからタスクを承諾し、Online EditorTrados Studio のエディタ ビューの両方でタスクに取り組むことができます。

これらのワークフローおよびワークフローに含まれるタスクの詳細については、Language Cloud 文書の「ワークフロー」トピックを参照してください。

クラウド プロジェクトを使用する方法に関するビデオでは、クラウドで翻訳プロジェクトを作成して取り組む方法をご紹介します。