クラウド TM

翻訳メモリ (TM) には、翻訳者がいつでも再利用できる翻訳済みテキストが保存されます。以前の翻訳を再利用できることは、文書を複数回、異なるバージョンで翻訳する場合や、複数の文書で類似のテキストを使用する場合に便利です。TM のコンテンツは、検索、更新、分類が可能です。

TM と言語ペア

言語ペアは、原文言語と訳文言語で構成されます。各言語ペアには特定の方向があります。英語からドイツ語は、ドイツ語から英語と同じではありません。1 つの翻訳メモリ (TM) には、任意の数の言語ペアを設定できます。Trados Enterprise では、TM に複数の言語ペアを含めることができます。

動作の仕組み

TM を適用する前に、テキストが分節に分割されます。各分節について、原文テキストと訳文 (翻訳済み) テキストが TM に保存されます。原文分節と訳文 (翻訳済み) 分節の組は、翻訳単位 (TU) と呼ばれます。

翻訳者は、TM を使用して、テキストの翻訳を検索できます。
  • 翻訳が必要な分節が TU の原文テキストと同じ場合、TM は、完全に一致する翻訳を提供します。
  • 翻訳が必要な分節が原文テキストと類似しているものの同一ではない場合、TM は、あいまい一致に基づいて翻訳を提供します。

翻訳エディタでの TM の使用

原文分節との完全一致が TM にある場合は、翻訳エディタで、TM からの翻訳を訳文分節に使用できます。翻訳作業中に、エディタから翻訳用に提供される一致を承認または上書きすることができます。

同時に複数の TM を使用することができます。翻訳エディタを使用してテキストを翻訳するとき、それぞれの原文分節について、指定されたすべての TM に対して原文テキストとの一致が検索されます。

Trados Studio または Trados Online Editor でコンテンツを翻訳する際に、TU (翻訳単位) を編集できます。翻訳作業以外の TU は、[TM メンテナンス]ウィンドウで編集することもできます。

TM を新しい TU で更新する方法を教えてください。

TM は、次のプロセスに従って新しいコンテンツ (新しい TU) で更新されます。
  1. 翻訳エンジンを設定する場合、[更新]チェックボックスをオンすると、更新する TM を指定できます。
  2. プロジェクト設定を構成する場合、[一括タスク]>[翻訳メモリの更新]を選択し、使用可能なオプションを構成すると、TM 内で更新するセグメント (TU) を指定できます。
  3. コンテンツの翻訳中に、上記のステップ 1 で構成した TM は、上記のステップ 2 で構成した TU で自動的に更新されます。