完全一致について

完全一致はコンテキスト一致の一形態であり、更新されたソース ファイルを翻訳メモリとではなく、対応する既存のバイリンガル ファイルと比較します。完全一致と呼ばれるコンテキストをチェックする分節一致は、周囲にあるエントリが以前の文書と同じであることを確認するためにチェックされます。

既存のバイリンガル ファイルが現在のファイルと異なる方法で分節化されている場合や、分節が結合されている場合は、完全一致の結果を向上させるために、最大 3 つの逐次分節を動的に結合できます。翻訳単位は既存のバイリンガル文書から抽出され、更新されたソース ファイルに転送されます。

完全一致の分節一致処理にはコンテキストや分節化のチェックが含まれるため、完全一致単位には通常、さらなる翻訳や編集の必要がありません。

完全一致を使用する理由

次は完全一致を適用するいくつかのシナリオです。
シナリオ説明
プロジェクト開始前

シナリオ A:

プロジェクトの開始時に、新しいプロジェクトを完全レビュー済みの既存のプロジェクトに基づいて作成できます。このようにすると、完全一致に以前のプロジェクトの翻訳済みバイリンガル ファイルが使用されます。

たとえば、第 1 版とほとんど同じ製品 (第 2 版) 用技術マニュアルの翻訳を開始する場合に便利です。

シナリオ B:

以前に翻訳された 2 セットのファイルがある場合、完全一致タスクを 2 回実行して完全一致を新しいプロジェクトに適用できます。

[新しいプロジェクト]ウィザードで完全一致用の翻訳済みファイルの、1 つのセットを選択すると、プロジェクトの作成時に完全一致が自動的に適用されます。プロジェクトを作成したら、[完全一致の適用]タスクを実行して翻訳済みファイルの、2 つ目のセットを追加します。

プロジェクトの進行中

シナリオ A:

プロジェクトの翻訳途中で、わずかに変更された新しい原文ファイルのセットを受け取った場合は、完全一致を使って既に翻訳済みの作業を新しいセットの文書に簡単に適用できます。

これは、新しいセットのファイルを含み、翻訳進行中のプロジェクトに基づいた新しいプロジェクトを作成することで完了できます。その後、完全一致はすべての既存作業を新しいセットのファイルに自動的に適用されます。

シナリオ B:

プロジェクトを作成した後に、以前に翻訳したファイルを受け取った場合は、プロジェクトの開始後でも完全一致を使ってそれらのファイルの訳文を活用できます。

これは、[完全一致の適用]を実行することで完了できます。

シナリオ C:

プロジェクトを作成し、完全一致を適用した後に、翻訳が必要な追加ファイルを受け取った場合は、それらのファイルのみに完全一致を適用できます。

これは、[準備]/[プロジェクト用 TM なしで準備]連続タスクを実行し、完全一致用の以前翻訳したファイルを選択することで完了できます。